ホワイトチップの歯科審美治療法の未来
- ホワイトチップ名人
- 4月10日
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ホワイトチップの歯科審美治療法は、削らずに貼り付けることで歯の美しさを向上させる革新的な治療法です。これは、歯を削られることが苦手な人や、歯の天然の構造をできるだけ保護したいと考える人々にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

このホワイトチップの治療法は、SuperEnamel((スーパーエナメル®)やLumineers(ルミネアーズ)などのブランドが提供するノンプレップべニア治療の総称です。今までこのようなノンプレップべニア治療法に一括で一般の人にもわかりやすい名称がなかったため、現在ホワイトチップとして商標登録特許出願中です。これにより、歯科医師は新しい審美治療法を提供する際に、より適切な用語を使用することができます。
ホワイトチップの治療法は、歯科医師と患者の両方にとってメリットが大きいです。患者は自分自身の歯を傷つけられることなく、簡単かつ痛みがない方法で美しい笑顔を手に入れることができます。ホワイトチップでは、歯の面を形成される必要がないため歯の面の削った部位と削らない部位の境に段差がない後戻り可能な元の歯の状態のまま、歯の表面に極薄のべニアを貼り付けてもらえる為に、万一、色に飽きたり、形の好みが変わったり、ホワイトチップを外したくなったとしても簡単に取り外してもらえ、元の何も治療を受けない状態に戻ることが可能です。
昨今、「歯を削らない審美治療」「歯を削らないべニア治療」を謳う歯科医院が急増中ですが、無形性ベニアと形成して作るべニア治療の差は患者の負担感には著しい違いがあります。歯を削ることを前提としたベニアは「ノンプレップべニア」とは言わず「ミニマルプレップべニア」や「ミニマムプレップべニア」と呼ばれる治療に分類されますが、天然の歯の面と形成面(削り取った面)との間にベニアの厚みを保証して形成して歯を必要量削り落とす必要が生じます。このようなミニマムプレップべニア治療を受けると歯のエナメル質は傷つき削り取られ、元には戻れない片道切符の治療を受けたことになってしまいます。他方、ノンプレップべニアであるホワイトチップ(総称)治療を受ける際には歯面は汚れを落とし接着の条件を整えるだけの前処置を受けるだけで済みます。この前処置は矯正治療時にブラケットを歯面につける際の処置と同様ですし、インビザライン等のアライナー矯正治療時に必要なアタッチメントを歯面に接着する際の前処置と同一です。また知覚過敏処置の一種のボンディング剤処置と同一の前処置ですから歯を傷つけることは一切ありません。ホワイトスポット治療時に使用するエッチング処理よりもマイルドな通常のCR処置時に使用するリン酸エッチング剤を使用した直後にヌレのよいボンディング剤(樹脂の被膜を作る)を歯面上に固めたうえでの樹脂コーティング&べニアコーティング治療になりますから歯を補強したり強化する事と同一になる治療法になります。
このように現在歯科医の説明で「歯を削らないべニア治療」という説明を受けた場合でも歯にダメージを与える治療と歯にダメージを与えずむしろ歯を強化する治療法の2種類が混在してしまっている状態になってしまっています。
そこで、本当の意味での「歯を削らないべニア治療:ノンプレップべニア治療」を各ブランド名に拘わらず総称して「ホワイトチップ」治療と呼ぶことを提唱しています。
歯科医師はこのような全く新しい技術を習熟する努力が必要で、歯科技工士もそういう非常に多くの要望に応えられるだけの技術力と技工手順をマスターする必要があるでしょう。
「歯を削らないべニア治療」「ホワイトチップ」治療の需要は非常に多くあり、正しい治療法を学ぶことで、より多くの患者にとって適切な治療法を提供することができます。 将来の展望として、歯の見た目に問題を抱えてしまった人が誰もが気軽にネイルチップを爪に貼り付けて自爪を保護したりマスキングしたりデコレーションする文化が日本に根付くことが予想されています。
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